Cloth生地
1830年(天保元年)から続く、老舗の丹後ちりめんメーカーから選りすぐりの生地を使用しています。
糸づくりから整経、機織り、精練と各工程の職人達と一人一人関わることで上質で染色しやすい理想の生地が生まれます。
丹後の最高峰の技術と職人達の思いがあってこそ、素晴らしい作品ができあがります。
1830年(天保元年)から続く、老舗の丹後ちりめんメーカーから選りすぐりの生地を使用しています。
糸づくりから整経、機織り、精練と各工程の職人達と一人一人関わることで上質で染色しやすい理想の生地が生まれます。
丹後の最高峰の技術と職人達の思いがあってこそ、素晴らしい作品ができあがります。
デザイン(図案)→草稿
まずはデジタルでひな形にデザインしていきます。ここで大まかな柄の位置、大きさ、色目、どういう加工をするか決めながら描いていきます。
デジタルで描き終えたデザインをを草稿紙に原寸大で描き、実際に身に纏ったときの柄の大きさ、高さ、合口があうかなどのチェックをします。
下絵(アタリ)には青ばなを用います。草稿紙を生地の下に敷き下からライトを当てて透かし丁寧に筆で写し取っていきます。
糸目友禅などとは違い、濡れ描きの柄はある程度の大きさがないと映えないのでアタリ自体は描きやすくなっています。
約13メートルの生地に伸子張りをし、平行に保ちます。
いろんな色を調合して作った染料を刷毛でムラなく染めていきます。
生地の種類や季節、太陽光や蛍光灯で染め上がった色目の見え方が変わるので作り手のイメージしている色を出すのには長年の経験と熟練した技が必要になります。
引き染め同様、繊細な色作りを必要としベース、濃淡、差し色など一柄でも数種類の染料を用意します。
濡れ描きをする部分に刷毛で水を引きますがこれも生地や季節によって水の吸い方が変わるので長年の経験が必要になります。
一寸刷毛で染料を入れ、ほどよく滲ませることでアウトラインが柔らかくなります。生地の質や表面の具合(地模様など)で滲み方が変わるのでこれもかなりの経験が必要とされます。
セルで型を彫ります。細かく複雑なものになると型の枚数も増え型を彫るだけでもかなりの時間がかかります。
刷毛で下地を置いていきますが、実際の仕上がりをイメージして濃淡をつけていきます。その上から筆で仕上げますがこれもデザインによって色の調整や数、陰影など細かな作業となります。